このフェンダーの張り出しとエンジンの搭載位置、ヤル気を感じますね〜!
大変綺麗なS2000に入庫頂きました。
少しずつ浸透してきましたかね、エアコンのメンテナンス。
スナップオンのエアコンサービスステーションを使用しバックリターン洗浄を10回行いました。
高低圧にフィルターを入れてフラッシングを行いますが、今回の車両のサイクル内は非常にクリーンな状態でした。
ご覧の通り、真っ白のままで異物もなくひと安心です。
ゲージを接続する箇所のバルブは新品に交換します。
さてさて、タイトルにもあるエアコンのオイル交換の意味。
バックリターンを10回も行うと、サイクル内のオイルをかなりの量回収出来ます。
画像右側が回収したオイルです。
かなり色がついていますね。
ちなみに蛍光剤が入っていると左のように緑っぽくなります。
このまま劣化したオイルを使い続けると…皆さんご存知のコンプレッサーロックに繋がります。
回収した分のオイルは、きちんと同量の新品オイルを補充してあげます。
バックリターン洗浄を10回行った後、新品のバルブを取り付けたら、真空引きを行ないサイクル内の水分を完全に除去します。
水分(空気)が残っていると故障の原因になりますので必ず真空引きは行う必要があります。
エアコンメンテの各工程は機械任せで出来る部分もありますが、意味を理解して行うことで性能を引き出せると考えています。
真空引き後は規定量の高純度ガスを注入して、圧力チェック工程へ。
この時にスノコの添加剤も注入しましょう。
最後に吹出口の温度を測ります。
作業前はブロアLoで6.7℃
作業後は…
冷え冷えでございます!
正直6.7℃でも冷えている方ですが、5.3℃は驚きの結果です。
エアコンのオイル交換
馴染みのない作業かと思いますが、長く愛車を乗りたい方…やる価値はあると思いませんか?
車両の状態をみてアドバイスもさせて頂いております。
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