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S2000 エアコンメンテナンス 予防整備にてエンジンルームパーツ交換!!




昨年も無事に業務終了し、今年も始動いたしました!

本年もどうぞ宜しくお願い致します。


さて、去年の夏にエアコンメンテでオイルフラッシングをご依頼頂きましたK様のS2000。

今回はエンジンルーム内のエアコンパーツ交換でご来店いただきました。

コンプレッサー、クラッチASSY、コンデンサー、レシーバー、高低圧ホースの交換です。


ガス回収量は555g 基準値600gですから前回のメンテから不足はありません。

45g少ないのは回収時の損失なので正常です。


コンプレッサーを単体持ち込みいただいたので、クラッチを組み付ける必要があります。




クラッチは、マグネット・ローター・ハブの3点で構成されています。

通常はクラッチの組まれているコンプレッサーASSYで対応するので、バラで組んだことがない。。という若いメカの方もいるでしょう。


まずはマグネット。

ここではスナップオンのスナップリングプライヤーの出番です。


次にローターを組みますが、普通ならスッとローターをコンプレッサーに差し込めるのですが固い・・。硬くて入らない。

以上にクリアランスが小さい。むしろローター側の穴の方が小さいのでは??

何度もトライしましたが、新品の部品を壊すわけにもいかないので、デジタルノギスで両方測定。

コンプレッサーシャフト計 ローターの内径でした。

が、その差0.01~0.02mm

新円なら入りますが、これじゃ無理です。

1500番のやすりですこ~しずつ削り、ようやくスッと入るようになりました。


DENSOのコンプレッサー&クラッチではこんなことは経験ないですよ。。

某社の製品はこんな感じなのでしょうか?


さてシム調整もしてコンプレッサー完成!




頭はマーキングしときましょう。

何気にココでだいぶ時間を費やしました。

が、無事に組めて良かった~。


その他の部品も交換します。

レシーバー&プレッシャースイッチ


ホース2本



コンデンサーは撮り忘れ・・・


オーナー様はマメな方なので、オルタやアイドラなどは交換済でした。

回転系の部品が新しいと気持ち良いですね!





真空引き後に入れるガスは、もちろんSNAP-ONのエアコンステーションで高純度再生したR134aです。


前回SUNOCOの添加剤エアコンエフェクターを注入しましたが、主要部品を交換したので、今回も1本注入しました。


前回は夏でしたので高圧が1.7Mpaほどまで上がりましたが、今回は0.9Mpaほど。

外気温が低いので当たり前ですが、この数値なら夏場も抑えられるかな?と思います。


気になる吹出し口温度は



こちらも外気が低い・・とはいえ 冷えっ冷えです。


毎度拝見するたびにオーナー様の愛情を感じるS2000

またのご来店お待ちしております!





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